入社したら「できるエンジニア」のイメージが180度変わった。1年間の研修・OJTを終えた新卒エンジニアが描くそれぞれの道

Interviewee

大谷 育未

仲田 夏輝

玉山 理央

別府 瞭

2021.5.21

新卒エンジニア4名にカオナビでの1年間を振り返ってもらった前編に続き、後編では彼らが先輩社員と接して得た「学び」や「気づき」を深掘りします。

1年間の研修・OJTを終え、「“できる社会人”に対するイメージが大きく変わった」と話す4人。それぞれの“なりたいエンジニア像”を描く上で、先輩社員との関わりから大きな刺激を受けたそう。

彼らは会社から何を学び、どのようなエンジニアになる夢を描いているのでしょうか。入社前から大きく成長した4人の、今の想いに迫ります。

優秀なエンジニアとは「仕事が早い人」「技術力が高い人」だと思っていた

前編で話してもらった実践開発研修で開発したツールを、昨年10月にプロダクト本部*1で発表したそうですね。先輩たちの反応はいかがでしたか?

*1:カオナビのエンジニアほぼ全員が属する開発組織の総称

大谷

皆さんすごく盛り上がってくださいました。技術的なフィードバックをくれる方も、「めちゃ頑張ってるじゃん!」とフランクに声をかけてくれる方もいて。苦労して開発した私たちの成果を受け止めてくださったのは、本当に嬉しかったです。

プロダクト本部
サービス開発部
Strategyグループ
大谷 育未
山形県出身。会津大学コンピュータ理工学研究科コンピュータ(情報システム学専攻)修士課程修了。2020年カオナビに新卒入社。4人の中では最年長。リーダー的存在で周囲から頼りにされている。

研修を通じて社員と幅広く交流できたのですね。入社1年目を終えて、社会人やエンジニアに対するイメージは変わりましたか?

玉山

カオナビに入る前は、“できる社会人”とは仕事が早い人のことだと思っていました。でも、どんなに早く作業ができても、その意図が周りに伝わらなければ、一緒に働く人に迷惑をかけてしまいます。チームみんなで効率的に開発を進めていくために、自分の作業内容や意図を分かりやすく人に伝えられる人が「できる社会人」なんだと気づきました。

プロダクト本部
サービス開発部
Kaizen2グループ
玉山 理央
千葉県出身。船橋情報ビジネス専門学校卒業。2020年カオナビ新卒入社。同期からは「マイペース」「謎に包まれている」というコメントがある一方、鋭い思考やエンジニアの資質を評価する声も。

大谷

私も近いことを感じました。個人ではなく会社でやっていることなので当たり前なのですが、自分がつくったものを他の人が触ったり、今後誰かに引き継いだりする可能性があります。そういうときには、それまでのプロセスや設計意図などを他の人にきちんと伝える必要性があると思いましたね。特にカオナビには、自分の業務は他の誰でも同じようにできるようにする「仕組み化」というバリューがあるので、これから強く意識していかなければと感じています。

昔の私は、「できるエンジニア」とは技術力が高い人のことだと思っていました。入社後も技術力で会社を引っ張っていける存在を目指すつもりでいましたが、先輩たちの働く姿を見たり、OJTで関わったりするうちに、まずは協業する周囲への配慮ができる人にならなくてはと思いました。

それは大きな気づきですね。チームの一員として働く上で大切なポイントだと思います。他のお二人はいかがですか?

別府

私はこの1年で、仕事の進め方に対する考え方が根本的に変わりました。大学時代は無限と言っていいほどの時間を使えましたが、社会人になると基本的には1日8時間しか作業ができません。最初は考える時間がもったいなくて、片っ端から作業を進めていました。ところが実際は、「本当に必要な作業かどうか」を立ち止まって考えてから優先順位を付けて進めたほうが、結果的には早いことを研修やOJTで実感しました。これからも時間がないときほど、一旦考えてから進めるのを大切にしたいと思います。

プロダクト本部
サービス開発部
Platformグループ
別府 瞭
神奈川県出身。文教大学情報学部情報システム学科卒業。2020年カオナビ新卒入社。同期からは「オタク感のない真面目」「優しい」と慕われている。技術の習得意欲が高い。今後の目標は「サーバーサイドのエキスパートになる」

仲田

私は「責任」という言葉に対する理解が深まりました。例えば、問題を解決する手段がいくつかあるときに、なぜその手段を取るのかを自分なりに結論を出してから進めなければ、人から聞かれたときにちゃんと答えられません。最善と考えられる手段を毎回選び、自分の進めている作業の意味や理由をきちんと人に説明できるようにすることが、責任を持つことの第一歩なんだと知りました。

プロダクト本部
サービス開発部
Kaizen1グループ
仲田 夏輝
岡山県出身。専門学校岡山情報ビジネス学院卒業。2020年カオナビ新卒入社。技術への探究心は人一倍強い。「一番話しやすい」「フレンドリー」と同期から親しまれている。


「もっと周りに頼るべき」──先輩のアドバイスで変わった意識

新卒同士では、お互い成長したなと思うポイントはありますか?

別府

前編でお話しした実践開発研修では、玉山さんと私がフロントエンド、仲田さんと大谷さんがバックエンドを担当していました。チーム開発に慣れていなかったこともあり、最初の頃はお互いに想定とは異なるものをつくってしまうこともありましたが、認識を共通化させるツールを使ったり、話し合いを重ねたりして、だんだんイメージが一致するようになってきました。当初に比べるとかなり意思疎通ができるようになったと思います。

玉山

確かに、別府さんとは開発の優先度で食い違いがありましたが、一緒に開発を進めていく中で、お互いの考えを理解できるようになってきたと思います。相手が本当に求めるものを仮説思考を使って捉えようとしてきた成果が、ユーザーに対してだけでなく社内の関係性においても、少しずつ成果として現れてきたのかもしれません。

フロントエンドのチームにはそのような成果があったのですね。バックエンドを担当した仲田さんと大谷さんはいかがでしたか?

仲田

正直に言うと、最初の頃は大谷さんの話の内容がよく分からなかったんです。大学院卒の大谷さんは私よりもかなり知識が豊富なので、遠い存在だと感じていて。でも、研修やOJTが始まってしばらく経つと、だんだん話の内容を理解できるようになってきました。

それは、自分自身の知識が増えただけでなく、大谷さんとの距離感が縮まったことも大きいと思います。研修やOJTはほとんどがオンラインでしたが、大谷さんと住んでいる場所が近かったので、何度か一緒に食事をするなどリアルにコミュニケーションを取ることができました。そうして次第に相談しやすい関係性を築けたことが開発の成果にもつながったと思います。

大谷

仲田さんが私の話をよく理解できなかったと言っているのは、私が知識の差をあまり考慮せずに話してしまっていたせいでもあるんです。序盤では他の新卒メンバーに対するフォローアップを十分にできていなくて、すごく申し訳なかったと思っています。

でも今では、私が3人の成長に焦っているぐらいです。フロントエンドの開発に関しては別府さんと玉山さんのほうが詳しいですし、一緒にバックエンドを担当していた仲田さんも、私が知らない部分にどんどん詳しくなっているなど、私が頼らせてもらう場面も増えてきました。置いていかれないように頑張らなければと思います。

4人の中で頼りにされていた大谷さんも、大きな成長を感じたのですね。

大谷

そうですね。最初は「自分ができるタスクは自分でやってしまおう」という独りよがりな考えが強く出てしまっていて、その点に関して先輩からお叱りを受けました。「自分で全部やろうとするのではなく、もう少し周りに頼る姿勢も見せないとダメだよ」と。

そのおかげで、後半は突っ走ることは少なくなったと思います。一人で抱え込むのではなく、周囲と力を貸し借りしながらチームプレイで開発していく姿勢は、今後も意識していきたいです。


カオナビの成長を牽引するエンジニアを目指して

最後に、カオナビでこれから挑戦したいことを教えてください。

別府

私はやりたいことや発信したいことをどんどん思いつくタイプなので、経験のないことにもどんどんチャレンジして、技術で会社を引っ張っていける存在になりたいです。将来的には社外の研修やイベントなどでもアウトプットできるエンジニアを目指したいですね。

玉山

私はまだ他の社員との技術力の差が大きいので、チームで情報共有を行う場などをうまく使いながら、不明点を解決しつつ成長していきたいと思います。私も別府さんと同じで、他社のエンジニアにも役に立つ情報を発信できるエンジニアに憧れを持っているので、そういう存在になれるように頑張ります。

仲田

リモート中心での業務はこれからも続くと思うので、私は積極的に行動を起こす姿勢を大切にしたいです。自分が今どういう状態にあって何をしたいのかは、発信しないと理解してもらえません。カオナビの機能の仕様で分からないところもまだまだあるので、一人で悩まずに周囲の人に聞きながら知識を身につけていきたいです。

大谷

座学の研修では、キャリアの積み方を学ぶ機会もありました。そこで学んだのは、若いうちに大きなチャレンジをすることの重要性です。将来のキャリアパスを念頭に置きつつ、興味を持ったことには早いうちからとことん打ち込みたいです。そして5年後、10年後には、「あの人がいたからカオナビは成長できた」と言われるようなエンジニアになりたい。経験のないことでも、自分の力を伸ばせるチャンスがあったらいつでも飛び込みたいですし、それができるだけの準備も必要なので、日々努力を怠らずに勉強していきたいなと思います。

ありがとうございました。皆さんがさらに飛躍していくのを期待しています!

カオナビの採用情報を知りたい方は

編集後記

取材を通し、「新卒らしく全力で何度もぶつかる」だけでなく、「学びを最大化させる」ことを常に意識し、経験してきたように思いました。この1年に渡る研修設計において特徴的だったのが「先輩たちからの多様なフィードバックの機会」。実践研修におけるさまざまな論点での突き返し、多くの先輩とのやりとりが生まれた成果発表会、様々なチームでのOJTなど……。

フィードバックという形で、再考や内省のきっかけが多く提供されたからこそ、1年目から何度も思考や姿勢をアップデートさせ続けることができたのでしょう。学んだ内容を自分の言葉で堂々と語る彼らに、そう感じさせられました。この経験を糧にどのように成長していくのか、今後の活躍が非常に楽しみです!

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